アングラ・レコード・クラブ

アングラ・レコード・クラブ(通称: URC)は、1969年1月に設立された会員制レコードクラブ。現在は会員制クラブとしての活動は行っておらず、販売権を持つポニーキャニオンが過去のレコードをCDとして復刻、販売している。「日本で最初のインディーズレーベル」と言われる事もある。

※同じく「URC」と略されることがある「ウラワ・ロックンロール・センター」とは無関係。

歴史

黎明期

当時フォークシーンで盛んになっていた政治を批判する歌詞のプロテスタントソングや反戦歌、差別用語や卑猥な言葉等放送禁止用語が含まれるなど歌詞に問題があったり、放送するに相応しくないという理由でメジャーで発売できない楽曲を自主制作で発売するために設立された。更にフォークソング世代で、自身もURCからアルバム「葛飾にバッタを見た」を発売し、日本のフォークソングについて記した「日本フォーク私的大全」の著者でもあるなぎら健壱によると「当時の大手のレコード会社は「あんなもん売れるはずないじゃないか。小汚ない格好してギター抱えギターのチューニングなんて同でも良い(当時のギターの弦が合いにくかった。)」と楽観視していた」と歌詞以外に自主製作でしかフォークソングのレコードを出せなかった理由を語っている。

下記は、フォーク専門誌『うたうたうた〜フォーク・リポート』(アート音楽出版・発行)誌上で紹介された、アングラ・レコード・クラブ設立の意図と会員の募集内容である[1]

  • [アングラ・レコード・クラブとは]
  • 私達は、現状では日本のレコード界は民衆への音楽文化の一方通行の役割しか果たしていないと考えます。民衆の中から生れ、民衆自身がつくり出したすぐれた歌が数多くあるにもかかわらず、さまざまな制約から、商業ベースにのりうる歌や、歌い手はそのごく一部です。
  • そこで私達は、すぐれてはいても商業ベースにのり得ないものを集めて、私達自身の手でレコード化し、クラブ会員のみを対象として、レコードを製作配布します。
  • [会員募集のお知らせ]
  • 一.レコードの配布は、一回につきLP一枚、シングル二枚。二月、四月、六月、八月、十月の各月末。
  • 二.収録予定の歌い手は、五つの赤い風船、中川五郎、高田渡、遠藤賢司、ジ・アップルズなど多数交渉中。会員の中からのご推薦もお待ちしております。
  • 三.入会申し込みは、一、二回分の会費四千円を同封の上、アングラ・レコード・クラブまで申し込みください。

上述のように、当初は会員制の通信販売のみで、こうした呼びかけをコンサート会場でも行っていた[1]。そして、会費を納めた会員にレコードを送るというシステムだったが、1000名の募集人数を大幅に超える会員希望者が殺到。募集人数を2000名に拡大したがそれでも入会希望者が後を絶たず、わずか半年で全国140のレコード店と、流通は通さない販売契約が成立し[1]、会員クラブから正式にインディーズのレコード会社「URCレコード」として発足した。市販第一号LPは、1969年8月 (1969-08)に販売された岡林信康の『わたしを断罪せよ 岡林信康フォーク・アルバム第一集[1]

この時、会員制時代に会員に配布した作品も市販化したことで、コレクター心理丸出しで「(コレクターアイテムとして)価値が下がる」とクレームを付ける会員もいたようである。

フォークソングのレコードが売れブームになると、フォークソングのレコードなんかが売るはずがないと楽観視していた大手のレコード会社が「フォークのレコードは売れるぞ」と見方を変え、次々にフォーク系のレーベルを立ち上げるようになり、URC所属者も次々に大手に引き抜かれて大手のレーベル所属になる。

その後URCの規模縮小の際に販売を旧エレックレコードに委託した。エレック倒産後は、東宝レコードとアンダーグラウンド・ディスク・センター(UDC)へと販売を委託するも、時代背景的に放送や発売に相応しくないような楽曲を歌うシンガーが減って行った事もあり、多くのミュージシャンは大手のレコード会社に移籍。制作数は激減し、70年代終わりに活動を停止。その後、SMS(渡辺プロダクション系列)から復刻されたのを始めに、キティレコード東芝EMIエイベックスと発売元も変化していった。エイベックスは一時アマゾンと提携し、アマゾンのサイト上で再発予定の諸作品のリクエストを募っていた。一定数のリクエストが集まった時点で再発を決定し、アマゾンで限定販売を行っていた。

現在

現在は原盤権をシンコー・ミュージックが取得し、販売権をポニーキャニオンが取得している。また、エレックレコードの販売権も取得し、2009年からは「エレックレコード・URCレコード復刻プロジェクト2009」を立ち上げ、2つのレーベルの主要作品の復刻を行った。2013年からはグリーンウッド・レコーズが紙ジャケット・HQCDによる再発を開始(制作はポニーキャニオン)。主にこれまでCD化されなかったタイトルや長らく再発されていなかったタイトルを中心にリリース。2017年にはポニーキャニオンから「URCアナログ復刻シリーズ」がスタート。2018年の5月まで全12タイトルがリリースされた。

所属していたアーティスト

ディスコグラフィー

シングル(7インチEP)

URSシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URS-0001 1969年2月 (1969-02) ミューテーション・ファクトリー A イムジン河
B リムジンガン
URS-0002 1969年2月 (1969-02) トリン・コーン・ソン A 坊や大きくならないで
B もしも平和になったら
URS-0003 1969年4月 (1969-04) 岡林信康 A くそくらえ節
B がいこつの唄
URS-0004 1969年4月 (1969-04) 高田渡 A 大ダイジェスト版 三億円強奪事件の唄
B 三億円強奪事件の唄(実況)
URS-0005 1969年6月 (1969-06) 高田渡 A 転身
B 電車問題
URS-0006 1969年6月 (1969-06) 西岡たかし A ボクを郵便で送りましょう–いやなやつ
B 退屈なうつり変わり-ポケットは空っぽ
URS-0007 1969年8月 (1969-08) 藤原秀子・中川砂人 A 私の大好きな街
B この道
URS-0008 1969年8月 (1969-08) ザ・ムッシュ A 坊やの絵
B ともだち
URS-0009 1969年10月 (1969-10) 赤い鳥 A お父帰れや
B 竹田の子守唄
URS-0010 1969年10月 (1969-10) 西岡たかし A 砂漠
B 森・ふくろう
URS-0011 1969年10月 (1969-10) 小森豪人 A オーソドックスなフォークソング
B 青春のキャンパス
URS-0012 1969年10月 (1969-10) 秘密結社◯◯教団 A あくまのお話し
B アリス
URS-0013 1969年10月 (1969-10) ばらあず A なあおかあちゃん
B この広い海に
URS-0014 1969年10月 (1969-10) 高石友也 A ホー・チ・ミンのバラード
B ベトナムの空
URS-0015 1969年10月 (1969-10) 中川五郎 A 殺し屋のブルース
B うた
URS-0016 1969年11月 (1969-11) 五つの赤い風船 A 血まみれの鳩
B まるで洪水のように
URS-0017 1970年3月 (1970-03) 岡林信康 A それで自由になったのかい
B 手紙
URS-0018 1969年11月 (1969-11) 休みの国 A 追放の歌
B 楽しいさすらい人
URS-0019 1969年11月 (1969-11) やまたのおろち A 九官鳥
B 明日なき世界
URS-0020 1969年12月 (1969-12) 中川五郎 A 腰まで泥まみれ
B 恋人よベッドのそばにおいで
URS-0021 1969年12月 (1969-12) 高田渡 A 自衛隊に入ろう
B 東京フォークゲリラの諸君達を語る
URS-0022 1970年4月 (1970-04) アテンションプリーズ A こもりうた
B 私が一番きれいだった時
URS-0023 1969年12月 (1969-12) 六文銭 A それから
B 五年目のギター
URS-0024 1970年2月1日 (1970-02-01) A あかりが消えたら
B マリアンヌ
URS-0025 1970年2月1日 (1970-02-01) 斉藤哲夫 A 悩み多き者よ
B とんでもない世の中だ
URS-0026 1970年4月 (1970-04) 山平和彦&ザ・シャーマン A 7月21日早朝に
B そっと2人で
URS-0027 1970年6月 (1970-06) 久保田誠 A 昭和元禄ほげほげ節
B アナポッカリマックロケ
URS-0028 1970年5月 (1970-05) 岡林信康 A 愛する人へ
B ラブ・ゼネレーション
URS-0029 1970年10月 (1970-10) 岡林信康 A だからここに来た
B コペルニクス的転回のすすめ
URTシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URT-0050 1971年2月 (1971-02) 岡林信康 A 家は出たけれど
B 君を待っている
URT-0051 1971年2月 (1971-02) 斉藤哲夫 A されど私の人生
B われわれは
URT-0052 1971年6月10日 (1971-06-10) 岡林信康 A 自由への長い旅
B 今日をこえて
URT-0053 1971年6月10日 (1971-06-10) 岡林信康 A 手紙
B それで自由になったのかい
URT-0054 1971年6月 (1971-06) 五つの赤い風船 A 風が何かを…
B ふる里の言葉は
URT-0055 1971年7月 (1971-07) ザ・ディランII A 男らしいってわかるかい
B プカプカ
URT-0056 1971年7月20日 (1971-07-20) 岡林信康 A 俺らいちぬけた
B 申し訳ないが気分がいい
URT-0057

[注釈 1]

1971年7月 (1971-07) ミューテーション・ファクトリー A イムジン河
B リムジンガン
URT-0058 1971年7月20日 (1971-07-20) 加川良 A 教訓1
B ゼニの効用力について
URT-0059

[注釈 2]

1971年7月 (1971-07) 岡林信康 A くそくらえ節
B がいこつの唄
URT-0060

[注釈 3]

1971年8月 (1971-08) 五つの赤い風船 A 血まみれの鳩
B まるで洪水のように
URT-0061

[注釈 4]

1971年9月 (1971-09) 斉藤哲夫 A 悩み多き者よ
B とんでもない世の中だ
URT-0062 1971年8月 (1971-08) 五つの赤い風船 A 風が何かを…(仏語)
B そんな気が…(仏語)
URT-0063

[注釈 5]

1971年8月 (1971-08) 岡林信康 A 愛する人へ
B ラブ・ゼネレーション
URT-0064

[注釈 6]

1971年11月 (1971-11) 岡林信康 A だからここに来た
B コペルニクス的転回のすすめ
URT-0065 1971年11月20日 (1971-11-20) 岡林信康 A 墜ちた鳥のバラード
B いくいくお花ちゃん
URT-0066 1972年2月15日 (1972-02-15) 加川良 A ポケットの中の明日
B その朝
URT-0067 1972年3月15日 (1972-03-15) 三上寛 A 夢は夜ひらく
B 誰を怨めばいいのでございましょうか
URT-0068 1972年3月15日 (1972-03-15) 三上寛 A 青森県北津軽郡東京村
B よいしょよいしょ
URT-0069 1972年4月25日 (1972-04-25) 五つの赤い風船 A えんだん
B 小さな夢
URT-0070 1972年7月 (1972-07) 友部正人 A もう春だね
B 乾杯
URT-0071 1972年10月25日 (1972-10-25) ザ・ディランII A 僕の街
B ガムをかんで
URT-0072 1975年7月 (1975-07) 五つの赤い風船'75 A ジャンジャン町ぶるうす
B ある朝こっそり

アルバム(17cmLP)

URMシリーズ
規格品番 発売日 アルバム タイトル アーティスト
URM-3001 1970年6月 (1970-06) 村声一揆(福岡ヴィレッジボイス) A1 風車の子守唄 みっく
A2 気ままな旅 ヴィレッジ・ヴォイス
B1 大学ボタン 海援隊
B2 僕もつばめになりたい 山本良樹
URM-3002 1970年7月 (1970-07) 我羅苦田(名古屋版) A1 しあわせのうた トッサ
A2 恋は魔物 幅光弘
B1 はなむけの唄 山名敏晴
B2 旅に出る ゴアと第三小惑星
URDシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URD-2001 1969年8月 (1969-08) オムニバス ”新宿1969年6月” ドキュメント69/70シリーズNo.1
URD-2002 1969年10月 (1969-10) オムニバス ”山谷の夏” ドキュメント69/70シリーズNo.2
URD-2003

アルバム(30cmLP)

URLシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URL-1001 1969年8月 (1969-08) 高田渡五つの赤い風船 高田渡/五つの赤い風船
URL-1002 1969年4月 (1969-04) 六文銭、中川五郎 六文銭/中川五郎[2]
URL-1003 1969年6月 (1969-06) 休みの国岡林信康 休みの国/岡林信康リサイタル
URL-1004 1969年8月 (1969-08) オムニバス 世界のプロテストソング
URL-1005 1969年12月 (1969-12) オムニバス 第4回フォークキャンプコンサート
URL-1006
URL-1007 1969年8月1日 (1969-08-01) 岡林信康 わたしを断罪せよ 岡林信康フォーク・アルバム第一集
URL-1008 1969年8月1日 (1969-08-01) 五つの赤い風船 おとぎばなし
URL-1009 1969年10月 (1969-10) 高田渡 汽車が田舎を通るそのとき
URL-1010 1969年11月 (1969-11) 中川五郎 終わり はじまる
URL-1011 1969年11月10日 (1969-11-10) 早川義夫 かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
URL-1012 1970年3月 (1970-03) オムニバス ぼくのしるし わらべうた24 有馬敲作品集
URL-1013 1970年3月 (1970-03) 五つの赤い風船 巫OLK脱出計画
URL-1014 1970年4月 (1970-04) 遠藤賢司 niyago
URL-1015 1970年8月5日 (1970-08-05) はっぴいえんど はっぴいえんど
URL-1016 1971年2月 (1971-02) 岡林信康 岡林信康コンサート
URL-1017
URL-1018 1971年11月 (1971-11) オムニバス '71中津川フォークジャンボリー実況
URL-1019 1971年11月20日 (1971-11-20) 岡林信康 岡林信康自作自演コンサート 狂い咲き
URL-1020
URL-1021
URL-1022 1972年1月15日 (1972-01-15) 友部正人 大阪へやって来た
URL-1023 1972年1月15日 (1972-01-15) 五つの赤い風船 MONUMENT 五つの赤い風船ベストアルバム
URL-1024
URL-1025 1972年3月15日 (1972-03-15) シバ 青い空の日
URL-1026 1972年5月 (1972-05) 五つの赤い風船 ボクは広野に一人居る
URL-1027
URL-1028 1972年10月25日 (1972-10-25) 五つの赤い風船 ゲームは終わり(解散記念実況盤)
URL-1029
URL-1030
URL-1031 1972年11月25日 (1972-11-25) 三上寛 三上寛1972/コンサートライヴ零狐徒
URL-1032 1973年1月25日 (1973-01-25) 友部正人 にんじん
URL-1033 1973年1月 (1973-01) 阪本まもる 阪本まもるデビューアルバム
URL-1034 1973年2月 (1973-02) 中川イサト 1970年 (1970)
URL-1035 1973年10月 (1973-10) 加川良 やあ。
URL-1036 1973年10月 (1973-10) 古川豪 羅針盤で星占いはできない
URL-1037 1973年11月 (1973-11) オムニバス かわら版キャラバン「沖縄」ライブ
URL-1038 1974年10月 (1974-10) オムニバス されど私の人生”埋れ火のアンソロジー”
URL-1039 1974年12月 (1974-12) オムニバス 関西フォークの歴史 1966-1974 (1)
URL-1040
URL-1041 1975年2月 (1975-02) オムニバス ほんらや洞の詩人たち
URL-1042 1975年2月 (1975-02) オムニバス 関西フォークの歴史 1966-1974 (2)
URL-1043
URL-1044 1975年4月 (1975-04) オムニバス 続 関西フォークの歴史 1966-1974 (3)
URL-1045
URL-1046 1976年4月 (1976-04) オムニバス うた・復権 はみだし歌番組
URL-1047
URGシリーズ

URLシリーズとの違いは、見開きであることと、値段も200円高かった[3]

規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URG-4001 1970年6月 (1970-06) 岡林信康 岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ
URG-4002 1970年8月 (1970-08) 五つの赤い風船 五つの赤い風船イン・コンサート(第4集)
URG-4003 1970年11月 (1970-11) 吐痙唾舐汰伽藍沙箱 溶け出したガラス箱
URG-4004 1970年12月 (1970-12) 藤原秀子 私のブルース(藤原秀子ソロ・アルバム)
URG-4005 1971年6月 (1971-06) 加川良 教訓
URG-4006 1971年7月20日 (1971-07-20) 五つの赤い風船 New Sky(アルバム第5集 Part1)
URG-4007 1971年7月 (1971-07) 五つの赤い風船 Flight五つの赤い風船(アルバム第5集 Part2)
URG-4008 1971年8月1日 (1971-08-01) 岡林信康 岡林信康アルバム第3集 俺ら いちぬけた
URG-4009 1971年11月20日 (1971-11-20) はっぴいえんど 風街ろまん
URG-4010 1972年4月10日 (1972-04-10) ザ・ディランII きのうの思い出に別れをつげるんだもの
URG-4011 1972年4月1日 (1972-04-01) 三上寛 ひらく夢などあるじゃなし
URG-4012 1972年6月 (1972-06) 加川良 親愛なるQに捧ぐ
URG-4013 1972年6月 (1972-06) 斉藤哲夫 君は英雄なんかじゃない
URG-4014 1972年6月 (1972-06) 休みの国 休みの国
URG-4015 1972年9月1日 (1972-09-01) 金延幸子 み空
URG-4016 1972年9月5日 (1972-09-05) 野沢享司 白昼夢
URG-4017 1972年11月5日 (1972-11-05) 柳田ヒロ HIRO
URG-4018 1973年2月5日 (1973-02-05) 西岡たかし 満員の木
URG-4019 1973年4月10日 (1973-04-10) I.M.O.バンド Cata-Coto
URG-4020 1973年5月5日 (1973-05-05) ザ・ディランII second
URG-4021 1973年8月 (1973-08) なぎらけんいち 葛飾にバッタを見た
URG-4022 1974年3月 (1974-03) 三上寛 BANG
URG-4023 1974年7月5日 (1974-07-05) なぎらけんいち 街の風に乗って
URG-4024 1975年8月 (1975-08) 五つの赤い風船 五つの赤い風船'75
URG-4025 1975年8月 (1975-08) 宮里ひろし 長い旅がいやになる
URHシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URH-5001 1975年12月 (1975-12) ひがしのひとし マクシム
URH-5002 1975年12月 (1975-12) 岡林信康 大いなる遺産
URH-5003 1976年4月 (1976-04) 古川豪 原子力時代の昔語り
URZシリーズ

全国各地の禁歌・春歌をレコード化したもの[3]。秋田民謡を集めた『みちのくの戯れ唄(日本禁歌集5)』も発売予定だったが、プロデュースの竹中労とURCレコード側との意見の対立により、当時は発売されなかったが、2008年12月20日にオフノートより、日本禁歌集1〜5までCD化された[3]

規格品番 発売日 アーティスト タイトル
URZ-9001 1970年1月 (1970-01) 桜川びん助 びん助風流江戸づくし(日本禁歌集1)
URZ-9002 1970年2月 (1970-02) 博多淡海 波まくら(日本禁歌集2)
URZ-9003 1970年3月 (1970-03) オムニバス 海のチンボーラー(日本禁歌集3・オキナワ春歌集)
URZ-9004 1971年2月 (1971-02) 笑福亭松鶴 松鶴上方へそくずし(日本禁歌集4)
UXシリーズ
規格品番 発売日 アーティスト タイトル
UX-4001 1976年 岡林信康 岡林信康自作自演コンサート 狂い咲き
UX-4002
UX-4003
UX-5001 1976年11月25日 (1976-11-25) スカイドッグ・ブルース・バンド スカイドッグ・ブルース・バンド
UX-5002 1976年11月25日 (1976-11-25) 伴よしかず 青春彷徨
UX-5003 発売中止
UX-5004 1977年4月25日 (1977-04-25) 中島光一 母と子の詩
UX-5005 1977年3月25日 (1977-03-25) ひがしのひとし はじめてのシャンソン
UX-5006 1977年3月25日 (1977-03-25) 吉田孝司 大きな樹の下で
UX-5007 1977年4月25日 (1977-04-25) 岡林信康 大いなる遺産
UX-6001 1977年 五つの赤い風船 Monument
UX-6002
UX-6003 1977年 岡林信康 岡林信康コンサート
UX-6004
UX-6005 1977年 オムニバス 関西フォークの歴史 1966-1974 (1)
UX-6006
UX-6007 1977年 オムニバス 関西フォークの歴史 1966-1974 (2)
UX-6008
UX-6009 1977年 五つの赤い風船 ボクは広野に一人居る
UX-6010
UX-6011 1977年 オムニバス 続 関西フォークの歴史 1966-1974 (3)
UX-6012
UX-6013 1977年 五つの赤い風船 New Sky / Flight
UX-6014
UX-6015 1977年 オムニバス 第4回フォークキャンプコンサート
UX-6016
UX-8001 1977年 岡林信康 わたしを断罪せよ
UX-8002 1977年 五つの赤い風船 おとぎばなし
UX-8003 1977年 加川良 やぁ。
UX-8004 1977年 岡林信康 見るまえに跳べ
UX-8005 1977年 はっぴいえんど 風街ろまん
UX-8006 1977年 はっぴいえんど はっぴいえんど
UX-8007 1977年 加川良 教訓
UX-8008 1977年 なぎらけんいち 葛飾にバッタを見た
UX-8009 1977年 岡林信康 俺らいちぬけた
UX-8010 1977年 加川良 親愛なるQに捧ぐ
UX-8011 1977年 五つの赤い風船 イン・コンサート
UX-8012 1977年 ザ・ディランⅡ きのうの思い出に別れをつげるんだもの
UX-8013 1977年 友部正人 にんじん
UX-8014 1977年 三上寛 怨歌集:ひらく夢などあるじゃなし
UX-8015 1977年 高田渡 汽車が田舎を通るそのとき 高田渡フォーク・アルバム
UX-8016 1977年 友部正人 大阪へやって来た
UX-8017 1977年 ザ・ディランⅡ second
UX-8018 1977年 シバ 青い空の日
UX-8019 1977年 五つの赤い風船 巫OLK脱出計画
UX-8020 1977年 高田渡 汽車が田舎を通るそのとき
UX-8021 1977年 斉藤哲夫 君は英雄なんかじゃない
UX-8022 1977年 三上寛 コンサートライヴ零孤徒 三上寛1972
UX-8023 1977年 西岡たかし 満員の木
UX-8024 1977年 早川義夫 かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
UX-8025 1977年 遠藤賢司 Niyago
UX-8026 1977年 休みの国 休みの国
UX-8027 1977年 中川イサト 1970年
UX-8028 1977年 オムニバス '71中津川全日本フォークジャンボリー実況
UX-8029 1977年 中川五郎 終わりはじまる
UX-8030 1977年 吐痙唾舐汰伽藍沙箱 溶け出したガラス箱
URC未発表音源の発掘レコード〜SMS幻のフォークライブ傑作集

SMSレコードは、秦政明の協力を得て、音楽舎が保管していた未発表のライブ・テープを掘り起こし、<幻のフォークライブ傑作集>というシリーズにまとめ(一部エレックレコード関係のものもあり)、1978年12月 (1978-12)から全25作のLPを発売した[4]

規格品番 発売日 アーティスト タイトル
SM38-4001 1978年12月21日 (1978-12-21) 泉谷しげる 泉谷しげるライブ“サブ・トータル”
SM38-4002
SM38-4003 1978年12月21日 (1978-12-21) 高石友也 高石友也ファースト・コンサート“"関西フォークの出発”'
SM38-4004
SM38-4005 1979年1月25日 (1979-01-25) 岡林信康 岡林信康ファースト・コンサート "MOVEMENT"
SM38-4006
SM38-4007 1979年1月25日 (1979-01-25) 加川良 加川良ライブ“中津川フォーク・ジャンボリー'71”
SM38-4008 1979年1月25日 (1979-01-25) 三上寛 三上寛ライブ“中津川フォーク・ジャンボリー'71”
SM38-4009 1979年2月25日 (1979-02-25) 岡林信康 岡林信康ライブwithはっぴいえんど
SM38-4010 1979年2月25日 (1979-02-25) 五つの赤い風船 五つの赤い風船ライブ/レッドバルーンメモリアル'70
SM38-4011
SM38-4012 1979年2月25日 (1979-02-25) 泉谷しげる

古井戸

唄の市ライブ 地上最大のショウ 泉谷しげるVS古井戸
SM38-4013
SM38-4014 1979年4月25日 (1979-04-25) 高石友也 高石友也ライブ(第3回リサイタル)
SM38-4015
SM22-4016 1979年4月25日 (1979-04-25) 遠藤賢司 遠藤賢司ライブ
SM22-4017 1979年5月25日 (1979-05-25) 岡林信康 岡林信康ライブ 中津川フォーク・ジャンボリー
SM22-4018 1979年6月25日 (1979-06-25) オムニバス 音溺大歌合 武道館ライブ
SM22-4019
SM22-4020 1979年6月25日 (1979-06-25) 五つの赤い風船 五つの赤い風船ライブ 中津川フォークジャンボリー
SM22-4021 1979年6月25日 (1979-06-25) 高田渡 高田渡ライブ 中津川フォークジャンボリー
SM38-4022 1979年6月25日 (1979-06-25) オムニバス '70-'71 中津川フォーク・ジャンボリー総集編
SM38-4023
SM22-4024 1979年11月25日 (1979-11-25) 岡林信康 '70 岡林信康ロック・コンサート
SM22-4025 1979年11月25日 (1979-11-25) 五つの赤い風船 '71 五つの赤い風船リサイタル
SM22-4026 1979年11月25日 (1979-11-25) オムニバス '69 日比谷フォーク・ゲリラ集会
SM22-4027 1979年11月25日 (1979-11-25) オムニバス '71 ロック・アウト・コンサート
SM22-4028 1979年12月21日 (1979-12-21) 遠藤賢司 '70 遠藤賢司リサイタル
SM22-4029 1979年12月21日 (1979-12-21) 岡林信康 '70 岡林信康ロック・コンサートPARTII
SM22-4030 1979年12月21日 (1979-12-21) 高石友也 '68 第2回高石友也リサイタル
SM38-4031 1979年12月21日 (1979-12-21) オムニバス '71 フォーク・アウト・フォーカス
SM38-4032
SM38-4033 1979年12月21日 (1979-12-21) オムニバス '71 精神貴族フォークの集い
SM38-4034
SM38-4035 1979年12月21日 (1979-12-21) オムニバス '69 第一回中津川フォーク・ジャンボリー
SM38-4036

関連項目

参考書籍

脚注

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注釈

  1. ^ 既発URS-0001の再発盤。
  2. ^ 既発URS-0003の再発盤。
  3. ^ 既発URS-0016の再発盤。
  4. ^ 既発URS-0025の再発盤。
  5. ^ 既発URS-0028の再発盤。
  6. ^ 既発URS-0029の再発盤。

出典

  1. ^ a b c d 『風に吹かれた神々』鈴木勝生著、シンコーミュージック、1987年7月6日発行、107-118頁。
  2. ^ 六文銭サイトは収録曲数が少ないため45回転
  3. ^ a b c 『日本フォーク紀コンプリート』黒沢進、シンコーミュージック、2009年、54頁。
  4. ^ 『日本フォーク紀コンプリート』黒沢進著、シンコーミュージック、2009年6月18日発行、76頁。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • URC50周年記念プロジェクトサイト
シングル
  • 1. ほんじゃまあおじゃまします/山谷ブルース(発売中止)
  • 2. 山谷ブルース/友よ
  • 3. 流れ者/チューリップのアップリケ
  • 4. くそくらえ節/がいこつの唄
  • 5. それで自由になったのかい/手紙
  • 6. 愛する人へ / ラブ・ゼネレーション
  • 7. 私たちの望むものは/性と文化の革命
  • 8. だからここに来た/コペルニクス的転回のすすめ
  • 9. 家は出たけれど/君を待っている
  • 10. もずが枯木で/お父帰れや
  • 11. 自由への長い旅/今日をこえて
  • 12. 手紙/それで自由になったのかい
  • 13. 俺らいちぬけた/申し訳ないが気分がいい
  • 14. 山谷ブルース/流れ者
  • 15. チューリップのアップリケ/私たちの望むものは
  • 16. ゆきどまりのどっちらけ/つばめ
  • 17. 墜ちた鳥のバラード/いくいくお花ちゃん
  • **. 大ダイジェスト版 三億円強奪事件の唄/砂漠
  • 18. 26ばんめの秋/あの娘と遠くまで
  • 19. たれぞこの子に愛の手を/怪人二十面相を追いつめろ
  • 20. 青い月夜の散歩道/うつし絵へのひとり言
  • 21. わかれ雨/橋〜実録仁義なき寄合い
  • 22. からっぽの唄/五年ぶり
  • 23. 淋しき街角/ミッドナイト・トレイン
  • 24. Good-bye My Darling/遠い朝
  • 25. Gの祈り/君に捧げるラブソング
  • 26. ダンスマン/ミス・ベンリー
  • 27. 蒼ざめた朝/インスタント・ラブ
  • 28. ラスト・モーニング/たそがれの20世紀
  • 29. 夕べの祈り/ムーン・ライト
  • 30. 山谷ブルース/チューリップのアップリケ
  • 31. ペンノレ(日本語版)/ペンノレ(韓国国版)/ペンノレ(カラオケ)
  • **. Dance Music/君に捧げる Love Song '90
  • 32. ジェームス・ディーンになれなかったけれど/愛しき君へ
  • 33. 祈りの朝/祈りの朝(ゴスペス・スタイル)/祈りの朝(ソロ)
  • 34. 風詩/乱の舟唄/乱の舟唄(オリジナル・カラオケ)
  • 35. レクイエム〜麦畑のひばり
  • 36. さよならひとつ/遥かなるこの旅を/さくら雨の朝に/さよならひとつ(アコースティック ver)
  • **. 岡林信康withはっぴいえんど 7インチBOX
アルバム
オリジナル
発掘ライブ
  • 1. 私たちの望むものは 音楽舎春場所実況録音
  • 2. 岡林信康ファースト・コンサート〜MOVEMENT(アングラ音楽祭〜岡林信康リサイタル)
  • 3. 岡林信康ライブ 中津川フォーク・ジャンボリー
  • 4. '70 岡林信康ロックコンサート(岡林信康ろっくコンサート)
  • 5. '70 岡林信康ロックコンサートPartII(岡林信康壮行会)
  • 6. 岡林信康ライブ レアトラックス
  • 7. 岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975
編集盤/新緑ベスト
  • 1. 休みの国/岡林信康リサイタル
  • 2. 岡林信康の世界
  • 3. 岡林信康の世界 第2集
  • 4. 岡林信康オン・ステージ
  • 5. 岡林信康ベストコレクション
  • 6. 大いなる遺産
  • 7. ザ・ワースト・オブ岡林信康
  • 8. 岡林信康
  • 9. 岡林信康ライブ with はっぴいえんど
  • 10. 航跡/岡林信康ベストアルバム
  • 11. 岡林信康Vol.1
  • 12. 岡林信康Vol.2
  • 13. 岡林信康ベストコレクション
  • 14. エンヤトットでDancing!!
  • 15. 岡林信康ベストアルバム
  • 16. 岡林信康ベストコレクション歌祭り
  • 17. 岡林信康ベストコレクション歌祭り2
  • 18. 岡林信康 歌祭り3
  • 19. 御歌囃子参上!! 岡林信康エンヤトットミュージックベストコレクション
  • 20. 岡林信康URCシングル集+8
  • 21. 岡林四十五景〜デビュー45周年記念ベスト盤
  • 22. 森羅十二象
参加作品
  • 1. 第4回フォーク・キャンプコンサート
  • 2. 第2回全日本フォーク・ジャンボリー
  • 3. 自然と音楽の時間
  • 4. 自然と文化の72時間
  • 5. '71全日本フォークジャンボリーライブ第二集
  • 6. ゲームは終わり
  • 7. '69第1回中津川フォーク・ジャンボリー
その他
関連項目
シングル
  • 12月の雨の日/はいからはくち(1971年4月1日 (1971-04-01)
  • 花いちもんめ/夏なんです(1971年12月10日 (1971-12-10)
  • さよならアメリカ さよならニッポン/無風状態(1973年2月25日 (1973-02-25)
  • あしたてんきになあれ(1999年11月26日 (1999-11-26)
  • アルバム
    オリジナル
    • はっぴいえんど(1970年8月5日 (1970-08-05)
    • 風街ろまん(1971年11月20日 (1971-11-20)
    • HAPPY END(1973年2月25日 (1973-02-25)
    ライブ
    ベスト
    • CITY(1973年9月1日 (1973-09-01)
    • SINGLES(1974年6月25日 (1974-06-25)
    ボックス
    • はっぴいえんど〜HAPPY END(1993年5月25日 (1993-05-25)
    • はっぴいえんどBOX(2004年3月31日 (2004-03-31)
    • はっぴいえんどマスターピース(2014年12月26日 (2014-12-26)
    その他
    楽曲
    • 風をあつめて
    参加作品
    関連項目
    典拠管理データベース ウィキデータを編集
    • MusicBrainzレーベル