ダリル・カイル

ダリル・カイル
Darryl Kile
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ガーデングローブ
生年月日 1968年12月2日
没年月日 (2002-06-22) 2002年6月22日(33歳没)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1987年 MLBドラフト30巡目
初出場 1991年4月8日
最終出場 2002年6月18日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

ダリル・アンドリュー・カイルDarryl Andrew Kile, 1968年12月2日 - 2002年6月22日)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデングローブ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

1987年MLBドラフト30巡目(全体782位)でヒューストン・アストロズから指名され、1988年5月18日に契約を結んだ。1991年4月8日にメジャーデビュー。4月24日にメジャー初先発を果たし、6回を無安打無失点に抑えた。1993年には15勝8敗、防御率3.51を記録した。オールスター初選出を果たし、9月8日のニューヨーク・メッツ戦ではノーヒッターを達成した[1]1997年、2回目のオールスター選出を果たし、19勝7敗・防御率2.57を記録した。

シーズン終了後、FAとなったカイルは、1997年12月14日にコロラド・ロッキーズへ移籍した。ロッキーズ移籍1年目の1998年、リーグ最多の17敗(13勝)を喫し、翌1999年も8勝13敗と負け越し、防御率は6.61とさらに悪化した。シーズン終了後、トレードセントルイス・カージナルスへ移籍した。

2000年には自己最高の20勝を記録した。アトランタ・ブレーブスとのディビジョンシリーズでは第2戦に登板し、プレーオフ初勝利を挙げた。ニューヨーク・メッツとのリーグチャンピオンシップシリーズでは第1戦と第4戦に登板したが、いずれも負け投手となり、チームも1勝4敗で敗退した。2001年は16勝11敗を記録した。アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのディビジョンシリーズでは第3戦に登板し、チームは2勝3敗で敗れた。

2002年6月22日、遠征先のシカゴのホテルで睡眠中に心臓発作を起こして死亡した。客室係が起こしに行ったところ、苦しんだ様子もなく眠ったまま息を引き取っていたという。当初は「自然死」と報じられた。

2003年に彼の名前を冠したダリル・カイル賞が制定された[2] 。毎年、カイルが所属したヒューストン・アストロズセントルイス・カージナルスの2球団の選手を対象に、最もカイルの人柄(良き同僚であり、偉大な友人であり、素晴らしい父親であり、謙虚な人物)に近いとされる選手が1名ずつ選出される。

尚、アストロズとカージナルス在籍時に付けていた背番号「57」は両球団共に正式に永久欠番に指定している訳ではないが、2003年以降の着用者は長らく居なかった。しかし、2022年にカージナルスのザック・トンプソンが20年ぶりに背番号57を着用することとなった[3]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
1991 HOU 37 22 0 0 0 7 11 0 -- .389 689 153.2 144 16 84 4 6 100 5 4 81 63 3.69 1.48
1992 22 22 2 0 0 5 10 0 -- .333 554 125.1 124 8 63 4 4 90 3 4 61 55 3.95 1.49
1993 32 26 4 2 0 15 8 0 -- .652 733 171.2 152 12 69 1 15 141 9 3 73 67 3.51 1.29
1994 24 24 0 0 0 9 6 0 -- .600 664 147.2 153 13 82 6 9 105 10 0 84 75 4.57 1.59
1995 25 21 0 0 0 4 12 0 -- .250 570 127.0 114 5 73 2 12 113 11 1 81 70 4.96 1.47
1996 35 33 4 0 0 12 11 0 -- .522 975 219.0 233 16 97 8 16 219 13 3 113 102 4.19 1.51
1997 34 34 6 4 0 19 7 0 -- .731 1056 255.2 208 19 94 2 10 205 7 1 87 73 2.57 1.18
1998 COL 36 35 4 1 0 13 17 0 -- .433 1020 230.1 257 28 96 4 7 158 12 0 141 133 5.20 1.53
1999 32 32 1 0 0 8 13 0 0 .381 888 190.2 225 33 109 5 6 116 13 1 150 140 6.61 1.75
2000 STL 34 34 5 1 2 20 9 0 0 .690 960 232.1 215 33 58 1 13 192 8 1 109 101 3.91 1.18
2001 34 34 2 1 0 16 11 0 0 .593 956 227.1 228 22 65 3 11 179 6 1 83 78 3.09 1.29
2002 14 14 0 0 0 5 4 0 0 .556 364 84.2 82 9 28 1 8 50 0 0 36 35 3.72 1.30
MLB:12年 359 331 28 9 2 133 119 0 -- .528 9429 2165.1 2135 214 918 41 117 1668 97 19 1099 992 4.12 1.41
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

MLB

背番号

  • 57(1991年 - 2002年)

脚注

  1. ^ “September 8, 1993 New York Mets at Houston Astros Box Score and Play by Play” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年8月14日閲覧。
  2. ^ “Darryl Kile Award” (英語). 2016年3月16日閲覧。
  3. ^ John Denton (2022年6月3日). “Thompson promoted to Cards, given revered No. 57” (英語). MLB.com. 2023年2月13日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
コロラド・ロッキーズ開幕投手
1990年代
  • 93 デビッド・ニード
  • 94 アーマンド・レイノソ
  • 95 ビル・スウィフト
  • 96 ケビン・リッツ
  • 97 ケビン・リッツ
  • 98 ダリル・カイル
  • 99 ダリル・カイル
2000年代
2010年代
2020年代
セントルイス・カージナルス開幕投手
1880年代
1890年代
1900年代
  • 00 サイ・ヤング
  • 01 ジャック・パウエル
  • 02 スタン・ヤーキス
  • 03 クラランス・クリー
  • 04 ジャック・テイラー
  • 05 チャッピー・マクファーランド
  • 06 ジャック・テイラー
  • 07 アート・フローム
  • 08 ジョニー・ラッシュ
  • 09 ジョニー・ラッシュ
1910年代
  • 10 ビック・ウィリス
  • 11 スリム・サリー
  • 12 ボブ・ハーモン
  • 13 ダン・グリナー
  • 14 ダン・グリナー
  • 15 スリム・サリー
  • 16 ビル・ドーク
  • 17 リー・メドーズ
  • リー・メドーズ
  • 19 ジェイキー・メイ
1920年代
1930年代
1940年代
  • 40 カート・デイビス
  • 41 ロン・ワーネク
  • 42 モート・クーパー
  • 43 モート・クーパー
  • 44 マックス・ラニアー
  • 45 テッド・ウィルクス
  • 46 ジョニー・ビーズリー
  • 47 ハウイー・ポレット
  • 48 ムリー・ディックソン
  • 49 ハリー・ブラキーン
1950年代
  • 50 ジェリー・ステイリー
  • 51 トム・ポホルスキー
  • 52 ジェリー・ステイリー
  • 53 ジェリー・ステイリー
  • 54 ハービー・ハディックス
  • 55 ブルックス・ローレンス
  • 56 ウィルマー・ミゼル
  • 57 ハーム・ウェマイアー
  • 58 ウィルマー・ミゼル
  • 59 ラリー・ジャクソン
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
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