フィレレース

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Ji-Elle氏、フランス人
魚網と同じ技法で網地を作成中。
彼女の右側には刺繍を施した作品が置かれている。
日本のレース教室や書籍で紹介されている作品は、この作品より網目が細かく、刺繍模様も繊細であるが、技法は全く同じである。

フィレレース(Filet lace)とは、魚網と同じ技法で作成した網目に、刺繍の技法で模様を施したレースの総称である。

歴史

魚網等のネット作りそのものは原始時代より存在し、狩猟採集に使用されていた。 ネット刺繍の起源は不明であるが、17世紀以降に婦人たちの手芸として発展していたことが分かっている。

手法

円形に中心から作成する方法と、編み地に刺繍する方法がある。

参考文献

  • 『手芸テキスト レースコース 改訂版』編集:小林和雄 日本ヴォーグ社、2008年8月、第2刷、ISBN 978-4-529-03818-8
  • ブリュッセル王立博物館 『ヨーロッパのレース』 学習研究社、1981年、ISBN 4050047764
  • Anne Kraatz/訳:深井晃子 『レース 歴史とデザイン』 平凡社、1989年、ISBN 4582620132
  • 吉野真理 (レース蒐集家) 『アンティーク・レース』 里文出版、1997年、ISBN 4898062695

関連項目

レースの種類
地方別
ニードルレース
ボビンレース
トーションレース
  • バンシュ
  • フランドル
チュールレース
ギュピアレース
切断糸レース
テープ様レース
  • ロシアンレース
結びレース
鉤針編みレース
棒針編みレース
刺繍レース
布地等の土台
ネット等の土台
  • フィレレース
機械レース
その他
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ