ポエッツワード

ポエッツワード
サイード・スヘイルの勝負服
欧字表記 Poet's Word[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2013年4月5日[1]
Poet's Voice[1]
Whirly Bird[1]
母の父 Nashwan[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Woodcote Stud Ltd[2]
馬主 Saeed Suhail[2]
調教師 マイケル・スタウトイギリスの旗 イギリス[2]
競走成績
生涯成績 17戦7勝[1]
獲得賞金 £2,951,329[2]
勝ち鞍
GI キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス 2018年
GI プリンスオブウェールズステークス 2018年
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ポエッツワード (Poet's Word[1]) はアイルランド生産、イギリス調教の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2018年キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(GI)、プリンスオブウェールズステークス(GI)。

戦績

2015年10月にイギリスの名門マイケル・スタウト厩舎からデビュー。出世は遅く、初勝利は3歳5月。3歳時(2016年)は重賞レースへの出走すら叶わなかった。4歳夏(2017年)に重賞初制覇を果たすと、愛チャンピオンステークスで勝ち馬デコレーテッドナイトから半馬身差の2着に入り、英チャンピオンステークスでもクラックスマンからは7馬身離されたものの2着を確保した。年末は香港カップに挑戦したが、タイムワープの6着となってシーズンを終えた[3]

5歳となった2018年に本格化を遂げる。シーズン初戦のドバイシーマクラシックではGIで三度目の2着となったが、本国に戻ってから2戦目のプリンスオブウェールズステークスで大本命クラックスマンを2馬身1/4差で撃破して待望のGI制覇を果たすと[4]、夏場の大一番キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでもクリスタルオーシャンとの一騎打ちをクビ差制して大レースを連勝。2着クリスタルオーシャンから3着コロネットには実に9馬身もの差がついていた[5]

続いて、インターナショナルステークスに駒を進める。同レースにはこの年の英2000ギニーサクソンウォリアーエクリプスステークス勝ち馬ロアリングライオン愛ダービー馬ラトローブ、ドバイワールドカップ勝ち馬サンダースノードバイターフ勝ち馬ベンバトル、セントジェームズパレスステークス勝ち馬ウィズアウトパロールという錚々たるメンバーが揃ったが、ポエッツワードは堂々の1番人気に支持された。しかし、結果は3歳馬ロアリングライオンから3馬身1/4離された2着に敗れた。 その後は英チャンピオンステークスを目指して調整されていたが、9月18日に脚の故障により年内の戦線離脱が公表された[6]。翌月になって現役引退と種牡馬入りが決まった[7]

競走成績

以下の内容は、Irish Racing.com[3]およびnetkeiba.com[8]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2015.10.21 ニューマーケット 未勝利 芝7f 2着 A.アッゼニ 5.13馬身 Mootaharer
2016.04.16 チェルムスフォード 未勝利 AW8f 3着 R.ムーア 4馬身1/2 Taqdeer
0000.05.06 ノッティンガム 未勝利 芝10f50yds 1着 R.ムーア 2馬身1/4 (Muntahaa)
0000.06.04 エプソム プライベートバンキングステークス 芝10f18yds 4着 R.ムーア 5馬身 Gawdawpalin
0000.07.29 グッドウッド モバイルステークス 芝8f 1着 R.ムーア 3/4馬身 (Yucatan)
0000.09.08 ドンカスター crownhotel-bawtry.comハンデキャップ 芝10f60yds 2着 R.ムーア 1馬身 Central Square
2017.04.13 チェルムスフォード totesport.comハンデキャップ AW10f 1着 R.ムーア 1馬身1/2 (Intrude)
0000.05.11 チェスター ハクスリーステークス G3 芝10f70yds 2着 A.アッゼニ クビ Deauville
0000.08.04 グッドウッド グロリアスステークス G3 芝11f218yds 1着 R.ムーア 1馬身1/2 (Second Step)
0000.09.09 レパーズタウン 愛チャンピオンステークス G1 芝10f 2着 J.ドイル 1/2馬身 Decorated Knight
0000.10.21 アスコット 英チャンピオンステークス G1 芝9f212yds 2着 A.アッゼニ 7馬身 Cracksman
0000.12.10 沙田 香港カップ G1 芝2000m 6着 A.アッゼニ Time Warp
2018.03.31 メイダン ドバイシーマクラシック G1 芝12f 2着 L.デットーリ 3馬身 Hawkbill
0000.05.24 サンダウン ブリガディアジェラードステークス G3 芝9f209yds 1着 R.ムーア 2馬身1/4 (Laraaib)
0000.06.20 アスコット プリンスオブウェールズステークス G1 芝9f212yds 1着 J.ドイル 2馬身1/4 (Cracksman)
0000.07.28 アスコット キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス G1 芝11f211yds 1着 J.ドイル クビ Crystal Ocean
0000.08.22 ヨーク インターナショナルステークス G1 芝10f56yds 2着 J.ドイル 3馬身1/4 Roaring Lion

種牡馬時代

2019年からイギリスシャドウェルスタッドにて種牡馬として供用される。初年度の種付け料は7000ポンド[9]

しかし、晩成型長距離馬の需要低迷により、2020年から障害競走用種牡馬としてアイルランドのボーズミルスタッド(Boardsmill Stud)に移動することになった[10]

血統表

ポエッツワード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Poet's Voice
2007 鹿毛
父の父
Dubawi
2002 鹿毛
Dubai Millennium Seeking the Gold
Colorado Dancer
Zomaradah Deploy
Jawaher
父の母
Bright Tiara
1989 栗毛
Chief's Crown Danzig
Six Crowns
Expressive Dance Riva Ridge
Exclusive Dancer

Whirly Bird
2001 鹿毛
Nashwan
1986 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Height of Fashion Bustino
Highclere
母の母
Inchyre
1993 鹿毛
Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Inchmurrin Lomond
On Show
母系(F-No.) 7号族(FN:7-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Shirley Heights5×3=15.63%、Northern Dancer5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ Poet's Word(IRE) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  2. ^ Poet's Word(IRE) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  3. ^ Poet's Word(IRE) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  4. ^ Poet's Word(IRE) 5代血統表2018年11月11日閲覧


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i Poet's Word(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b c d Poet's Word | Race Record & Form. Racing Post. 2018年11月11日閲覧
  3. ^ a b Form and Entries for Horse Poet's Word (IRE). Irish Racing.com. 2018年11月11日閲覧
  4. ^ 【英・プリンスオブウェールズS】クラックスマン敗れる!ポエッツワードがついにG1初勝利. netkeiba.com(2018年6月21日付). 2018年11月11日閲覧
  5. ^ 【英・キングジョージ】ポエッツワードがマッチレース制しV、スタウト師は管理馬ワンツーでレース6勝目!. netkeiba.com(2018年7月29日付). 2018年11月11日付
  6. ^ Poet’s Word joins top runners ruled out of action after injury. The Guardian(September, 18, 2018). 2018年11月11日閲覧
  7. ^ Poet’s Word Retired To Shadwell. Thoroughbred Daily News(Octobar 12, 2018). 2018年11月11日閲覧
  8. ^ ポエッツワード | 競走馬データ. netkeiba.com. 2018年11月11日
  9. ^ Poet’s Word Fee Announced. Thoroughbred Daily News(Octobar 31, 2018). 2018年11月11日閲覧
  10. ^ Martin Stevens (2019年8月13日). “King George hero Poet's Word sold to stand at Boardsmill Stud”. Racing Post. 2019年9月9日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
   

01回(1951年) イギリスの旗 シュプリームコート
02回(1952年) イギリスの旗 タルヤー
03回(1953年) イギリスの旗 ピンザ
04回(1954年) イギリスの旗 オリオール
05回(1955年) フランスの旗 ヴィミー
06回(1956年) イタリアの旗 リボー
07回(1957年) フランスの旗 モンタヴァル
08回(1958年) アイルランドの旗 バリーモス
09回(1959年) イギリスの旗 アルサイド
第10回(1960年) イギリスの旗 アグレッサー
第11回(1961年) フランスの旗 ライトロイヤル
第12回(1962年) フランスの旗 マッチ
第13回(1963年) アイルランドの旗 ラグーサ
第14回(1964年) フランスの旗 ナスラム
第15回(1965年) アイルランドの旗 メドウコート
第16回(1966年) イギリスの旗 アーントエディス
第17回(1967年) イギリスの旗 バステッド
第18回(1968年) イギリスの旗 ロイヤルパレス
第19回(1969年) イギリスの旗 パークトップ
第20回(1970年) アイルランドの旗 ニジンスキー
第21回(1971年) イギリスの旗 ミルリーフ
第22回(1972年) イギリスの旗 ブリガディアジェラード
第23回(1973年) フランスの旗 ダリア
第24回(1974年) フランスの旗 ダリア
第25回(1975年) イギリスの旗 グランディ

第26回(1976年) イギリスの旗 ポウニーズ
第27回(1977年) アイルランドの旗 ザミンストレル
第28回(1978年) イギリスの旗 イルドブルボン
第29回(1979年) イギリスの旗 トロイ
第30回(1980年) イギリスの旗 エラマナムー
第31回(1981年) イギリスの旗 シャーガー
第32回(1982年) イギリスの旗 カラグロウ
第33回(1983年) アイルランドの旗 タイムチャーター
第34回(1984年) イギリスの旗 ティーノーソ
第35回(1985年) イギリスの旗 ペトスキ
第36回(1986年) イギリスの旗 ダンシングブレーヴ
第37回(1987年) イギリスの旗 リファレンスポイント
第38回(1988年) イギリスの旗 ムトト
第39回(1989年) イギリスの旗 ナシュワン
第40回(1990年) イギリスの旗 ベルメッツ
第41回(1991年) イギリスの旗 ジェネラス
第42回(1992年) フランスの旗 セントジョヴァイト
第43回(1993年) イギリスの旗 オペラハウス
第44回(1994年) イギリスの旗 キングスシアター
第45回(1995年) アラブ首長国連邦の旗 ラムタラ
第46回(1996年) イギリスの旗 ペンタイア
第47回(1997年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第48回(1998年) アラブ首長国連邦の旗 スウェイン
第49回(1999年) アラブ首長国連邦の旗 デイラミ
第50回(2000年) フランスの旗 モンジュー

第51回(2001年) アイルランドの旗 ガリレオ
第52回(2002年) イギリスの旗 ゴーラン
第53回(2003年) アイルランドの旗 アラムシャー
第54回(2004年) アラブ首長国連邦の旗 ドワイエン
第55回(2005年) アイルランドの旗 アザムール
第56回(2006年) フランスの旗 ハリケーンラン
第57回(2007年) アイルランドの旗 ディラントーマス
第58回(2008年) アイルランドの旗 デュークオブマーマレード
第59回(2009年) イギリスの旗 コンデュイット
第60回(2010年) イギリスの旗 ハービンジャー
第61回(2011年) イギリスの旗 ナサニエル
第62回(2012年) ドイツの旗 デインドリーム
第63回(2013年) ドイツの旗 ノヴェリスト
第64回(2014年) イギリスの旗 タグルーダ
第65回(2015年) イギリスの旗 ポストポンド
第66回(2016年) アイルランドの旗 ハイランドリール
第67回(2017年) イギリスの旗 エネイブル
第68回(2018年) イギリスの旗 ポエッツワード
第69回(2019年) イギリスの旗 エネイブル
第70回(2020年) イギリスの旗 エネイブル
第71回(2021年) イギリスの旗 アダイヤー
第72回(2022年) イギリスの旗 パイルドライヴァー
第73回(2023年) イギリスの旗 フクム