海南市

かいなんし ウィキデータを編集
海南市
黒江の町並み
地図
市庁舎位置
海南市旗
海南市章
海南市章
海南市旗
2005年10月1日制定
海南市章
2005年10月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 和歌山県
市町村コード 30202-3
法人番号 6000020302023 ウィキデータを編集
面積 101.06km2
総人口 45,605[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 451人/km2
隣接自治体 和歌山市有田市紀の川市海草郡紀美野町有田郡有田川町
市の木 サクラ
市の花 ミカン
市の鳥 -
海南市役所
市長
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神出政巳
所在地 642-8501
和歌山県海南市南赤坂11番地
北緯34度09分27秒 東経135度14分23秒 / 北緯34.1575度 東経135.23969度 / 34.1575; 135.23969座標: 北緯34度09分27秒 東経135度14分23秒 / 北緯34.1575度 東経135.23969度 / 34.1575; 135.23969
元海南市役所
元海南市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

海南市位置図

― 市 / ― 町・村

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ウィキプロジェクト

海南市(かいなんし)は、和歌山県の北部沿岸部に位置する紀州漆器の産地。

地理

海南市中心部周辺の空中写真。
2019年9月25日撮影の9枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
海南港から見たプラントの夜景
冷水より下津港を望む
  • 市の北半分は丘陵地で比較的なだらかであるが、南半分は長峰山脈と藤白山脈を控え、山岳に覆われている。最高峰は鏡石山で558m。それ以外に熊尾寺山543m、黒沢山509mなど500m級の山が連なる。主な河川は東部を縦貫する貴志川、北部と中央部を縦貫し、和歌山市南部で海に注ぐ亀ノ川、鏡石山に水源を持ち、市の中心部で海に注ぐ日方川などがある。旧海南市域には、灌漑・治水を目的とした人工池が多数見られ、中でも亀池井沢弥惣兵衛が設計築造した農林水産省ため池百選に選定されているため池で四季を通して憩いの場所として市民に親しまれている(下記の「亀池公園」を参照)。市の西側は紀伊水道に面し、四国淡路島沼島を望むことができる。
  • 気候は瀬戸内気候に属し、年中温暖で降水量はそれほど多くない。ただし、は高温となり、冬季曇りがちである。

人口

海南市と全国の年齢別人口分布(2005年) 海南市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 海南市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
海南市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 71,200人
1975年(昭和50年) 71,126人
1980年(昭和55年) 69,942人
1985年(昭和60年) 67,218人
1990年(平成2年) 64,390人
1995年(平成7年) 62,634人
2000年(平成12年) 60,373人
2005年(平成17年) 57,744人
2010年(平成22年) 54,783人
2015年(平成27年) 51,860人
2020年(令和2年) 48,369人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

かいなんし
海南市
海南市旗 海南市章
海南市旗 海南市章
1934年8月5日制定
廃止日 2005年(平成17年)4月1日
廃止理由 新設合併
海南市(初代)、海草郡下津町 → 海南市(二代目)
現在の自治体 海南市(二代目)
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 和歌山県
隣接自治体 和歌山市、海草郡下津町、野上町、有田郡金屋町、那賀郡貴志川町
海南市役所
所在地 642-8501
和歌山県海南市日方1525-6
北緯34度9分19秒 東経135度12分33.2秒 / 北緯34.15528度 東経135.209222度 / 34.15528; 135.209222 (旧海南市・市庁舎)
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弥生土器や古墳なども見られ古くから人間が生活した痕跡がうかがえる。熊野古道もあり、古くから都と白浜湯治場の中継地として栄えていた。市南部の藤白山の麓では有間皇子が非業の死を遂げ、遺恨碑も建てられている。戦国時代には全国を制覇しようと目論む織田信長側とこれを阻む雑賀衆との合戦も行われた。江戸時代紀州徳川家は黒江地区を紀州漆器の生産地として特別の保護を与え、大いに栄えた。

沿革

  • 1934年昭和9年)5月1日 - 海草郡黒江町・内海町・日方町・大野村が合併して海南市が発足。海草郡南部に位置することからこの名称がついた。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 海草郡巽村亀川村北野上村中野上村南野上村を編入。
  • 2005年平成17年)4月1日 - 海南市(初代)と海草郡下津町が新設合併し、二代目の海南市が発足。市章も新たに制定された。新設合併として合併したのは海南市(初代)が誕生した1934年以来71年ぶりである。なお、旧海草郡下津町は地名に下津町を残し海南市下津町○○となる。
  • 2017年(平成29年)11月6日 - 海南市南赤坂11番地の新市役所庁舎にて業務開始(一部の部署を除く)。

政治

行政

  • 市長:神出政巳(2005年4月24日就任、新市制、4期目)

議会

定数:20人 [1](そのうち3人が女性で、議員の15%が女性)

詳細は「海南市議会」を参照

産業

古くから工芸の町として知られ、黒江地区では紀州漆器が、内海地区では和傘が、日方地区では製塩が行われていた。1960年代に臨海工業基地が造られ、住友金属工業(進出時は海南鋼管株式会社、のちに住友金属工業海南鋼管製造所)、関西電力海南発電所)、富士興産石油精製業)などの重化学工業が進出する。一時期発展するがバブル崩壊以降は、リサーチラボなど先端情報産業の誘致に取り組み、重化学工業への依存体質からの脱却を図ろうとしている。黒江地区では漆器工芸を生かした観光にも取り組んでいる。東部地区は農業地帯で、イチゴ柑橘類などの果樹栽培が行われている。この他、和雑貨及び醸造が盛ん。特に棕櫚を用いたたわし製造から始まった日用雑貨品生産は、市の代表的な地場産業であり(後述)、醸造は黒江、内海、野上地区で行われている。

旧下津町域では古くからミカン栽培が盛んだが、ブランド産地の有田が近い関係で有田方面が出荷を終える(早生種中心でその後は中晩柑生産にシフトする)時期まで土蔵で寝かせ、糖度を増させる「蔵出しみかん」が主要特産品となっている。またビワ栽培も盛んであり、県下一で全国有数の産地となっている。

家庭日用品産業

和歌山県海南市及び海草郡旧野上町(現紀美野町)一帯は野上谷と呼ばれ、スポンジや洗濯ハンガーなど家庭日用品の一大産地である。これは原料となる良質の棕櫚が近くで採れたため、たわしなどの棕櫚加工品の製造が盛んになった。その後、時代の変化と共に原材料はプラスチック化学繊維製とシフトしていくが、今日でも炊事洗濯トイレ風呂など水回り品におけるシェアは全国の8割強を占め、中小含め企業数は100近くに上る。一部は全国展開するほど大規模で、大都市に販路を持ち、全国のホームセンタースーパーマーケットドラッグストアなどに提供されている。近年は安価な輸入品に押されがちであったが、アイデア商品や高付加価値商品を開発することで、差別化戦略を図ってきており成果が見られている。一方で、昔ながらの棕櫚束子、箒、ブラシを手作業で作っている職人もおり、一部は県の伝統工芸品となっている。

また、海沿いの日方、船尾地区を中心に箪笥などの木工家具産業が盛んであったが、時代の流れによって食器棚や本棚、そこからプラスチック、金属製の収納ボックスや収納棚)、ラック、キッチンワゴン、テレビスタンドなどの収納家具、ユニット家具が中心となっており、これらを製造する企業も家庭日用品として上記組合に加盟している。特に、色付き組立家具(カラーボックス)は同市に本社を置くクロシオが日本で初めて商品化したものである。

南に隣接する有田市が蚊取り線香の発祥の地であることから、海南市下津に本社、工場を持つ蚊取り線香製造会社が多い。大日本除虫菊株式会社(金鳥)も下津に工場がある。

主な事業所

家庭日用品
前述したように、キッチン(スポンジなど)、ランドリー(洗濯ハンガーなど)、バス(ボディタオル、マットなど)、トイレ(便座カバーなど)水回り関連の日用品と棕櫚箒に端を発するクリーニング(掃除)、リビング、収納用品に強みを持つ。以下は「海南漆器まつり」と同時に開催される、「家庭用品まつり」に例年テナント出展を行うなど大規模な企業である。
  • 株式会社アイセン(キッチン、ランドリー、バスなど)
  • 株式会社オーエ(キッチン、バス、トイレ、ランドリーなど)
  • オカ株式会社(バス、トイレなど)
  • 株式会社オカトー・株式会社エルオー(ランドリーなど。100円均一ショップ向け商品も多数開発)
  • 株式会社サンコー(キッチン、バス、トイレ、クリーニングなど)
  • 東和産業株式会社(バス、キッチン、ランドリー、トイレ、収納用品など)
  • ヨコズナクリエーション株式会社(トイレ、バスなど)
  • ワコー株式会社(キッチン、バス、クリーニングのほか、その技術を生かしカー掃除用品も手掛ける)
  • 株式会社小久保工業所(トイレ、ランドリー、リビングのほかビューティー用品など幅広く手掛ける。中でも洗顔用泡立てネット『ホイップ洗顔』は同社を代表するヒット商品である)
  • キクロン株式会社(本社ならびに工場は和歌山市にあるが、海南特産家庭用品協同組合に加盟)(キッチン、バス、トイレ、ランドリーなど)
その他

教育

高等学校

中学校

  • 海南市立海南中学校(2011年3月に第一中学校および第二中学校を廃止・統合し2011年4月に新設)
  • 海南市立第三中学校
  • 海南市立亀川中学校
  • 海南市立巽中学校
  • 海南市立東海南中学校
  • 海南市立下津第一中学校
  • 海南市立下津第二中学校

小学校

  • 海南市立黒江小学校
  • 海南市立日方小学校
  • 海南市立内海小学校
    • 海南市立内海小学校冷水分校(休校中)
  • 海南市立大野小学校
  • 海南市立亀川小学校
  • 海南市立巽小学校
  • 海南市立北野上小学校
    • 海南市立北野上小学校七山分校
  • 海南市立中野上小学校
  • 海南市立南野上小学校
  • 海南市立塩津小学校(休校中)
  • 海南市立加茂川小学校
  • 海南市立大東小学校
  • 海南市立下津小学校

交通

熊野古道に沿う形で、紀伊半島を一周する国道42号紀勢本線(きのくに線)が縦貫している。

関西国際空港へは阪和自動車道の利用で1時間以内である。

海南市街の道では、長峰山脈などでは一部にすれ違いが困難な狭い道がある。

鉄道

JR西日本以外に、かつては和歌山市との間を連絡する路面電車南海和歌山軌道線、野上町との間を連絡する野上電気鉄道があったが、前者は1971年に、後者も1994年に廃止された。

路線バス

道路

高速道路

国道

県道

道の駅

観光

造り酒屋と黒江の町並み
長保寺
善福院釈迦堂
温山荘園
長久邸
藤白神社の楠

観光地

  • 黒江 - 漆器紀州漆器)工芸の伝統的町並みが保存されている。温故伝承館(名手酒造店が運営。きき酒ができる)、黒江ぬりもの館(漆器の小物を土産に買うことができる)、紀州漆器伝統産業会館(イチローのサイン入り漆塗りのバットがある)等がある。
  • 長久邸 - 中野BCの敷地内にある邸宅で、広大な池泉式日本庭園がある。
  • 温山荘園 - 琴ノ浦にある、大正期に大阪豪商によって立てられた別荘で、広大な日本庭園と洞窟がある。ひらがなで書くと「おんんそう」であるが、地元では「おんんそう」と呼ばれる(紀州弁の特徴)。
  • 亀池公園 -農林水産省ため池百選に選定されているとともに紀の川市の桜池、平池とともに和歌山県三大用水池の1つとされている。
    • 双青閣 - 昭和43年(1968年)に双青閣が移築されている。双青閣とは、亀池の近くにある紀州東照宮近辺に建造された大正期の旧徳川家別邸で大正期の建築が見事に維持されている。また昭和天皇が紀州路を行幸中に宿泊したことで知られる。亀池のほとりからは歩行者専用のつり橋で中島まで往来できる。
  • 孟子不動谷自然公園

寺院

神社

文化施設

娯楽

祭礼

  • 紀州漆器まつり

出身著名人

軍人

政治家

実業家

スポーツ選手

芸能人

アナウンサー

音楽家

歴史上の人物

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “議員の定数と任期”. 海南市. 2020年11月5日閲覧。
  2. ^ “国道424号木津バイパスが開通”. 和歌山放送ニュース. 2017年4月5日閲覧。
  3. ^ “「かねいち山本勝之助商店」とは”. 山本勝之助商店ホームページ. 2023年1月25日閲覧。

参考文献

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、海南市に関連するカテゴリがあります。
ウィキボヤージュ海南市(英語)に関する旅行情報があります。
「Category:海南市」も参照

外部リンク

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