綾部和

綾部 和(あやべ かず、1965年8月6日 - )は、日本のゲームクリエイター実業家ぼくのなつやすみシリーズの企画脚本ゲームデザイナーとして知られる。株式会社ミレニアムキッチンおよび株式会社惑星プロジェクト代表取締役。2014年以降は火星カレーなどの飲食プロデュースも行っている。北海道函館市生まれ[1]

来歴

東京デザイナー学院アニメーション科を卒業後、グラフィックデザイナープログラマとして、NMKおよび木村初(キム皇)の作品などに参加[2]。『エスパ冒険隊 魔王の砦』『ザ・ラストバトル』など個性的なゲームのプログラミングを担当した。『落っことしパズル とんじゃん!?』や『ベリウスII~復讐の邪神~』では音楽も担当している[3]

1997年ミレニアムキッチンを設立。『ぼくのなつやすみ』で初めて企画・脚本・背景レイアウトなどを担当し、日本ゲーム大賞ニューウェイブ賞を受賞。以後、『ぼくのなつやすみ2』『ぼくらのかぞく』が文化庁メディア芸術祭・審査員推薦作品に[4]、『怪獣が出る金曜日』の海外版『GUILD-02 Attack of the Friday Monsters! A Tokyo Tale』が北米GDCアワード・ベストナラティブ部門佳作に選ばれている[5]

主な作品

ゲーム

書籍

  • 『ぼくのなつやすみ美術館』光村推古書院(2003年)構成・文[6]
  • 『水が氷になるとき』西炯子 - 小学館文庫(2004年)あとがき・解説[7]
  • 『背景画集 草薙3 日本の風景編』光村推古書院(2007年)解説・対談[8]
  • 『クロトシロくんの大冒険』ファミ通BOOKS(2011年) 構成・文(作画:サカイノビー)[9]

舞台

  • Kiramuneリーディングライブ『パンプキンファームの宇宙人』(2016年10月29日・30日舞浜アンフィシアター)脚本[10]

飲食店

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ ayabekazの2011年10月15日12時11分のツイート- X(旧Twitter)
  2. ^ “綾部 和さん 「ぼくのなつやすみ」インタビュー・前半”. ブンサバ・インタビューズ. 2017年8月閲覧。
  3. ^ ayabekazの2011年9月29日3時20分のツイート- X(旧Twitter)
  4. ^ “綾部 和氏が手がけた「GUILD02」作品の一つ「怪獣が出る金曜日」。子供の頃に思い描いた“巨大怪獣が出る世界”をノスタルジックな雰囲気で構築”. 4Gamer.net. (2013年3月15日). https://www.4gamer.net/games/205/G020503/20130313023/ 2017年8月閲覧。 
  5. ^ ミレニアムキッチン - 作ったゲーム
  6. ^ “ぼくのなつやすみ美術館”. 草薙. 2017年8月6日閲覧。
  7. ^ “西炯子さんの「水が氷になるとき」が文庫本で発売。”. ミレニアムキッチン (2004年4月15日). 2017年8月6日閲覧。
  8. ^ “背景画集 草薙3 日本の風景編”. 草薙. 2017年8月6日閲覧。
  9. ^ “ぼくのなつやすみ絵本館「クロトシロくんの大冒険」”. エンターブレイン. 2017年8月閲覧。
  10. ^ “綾部和が原作・脚本を担当した『パンプキンファームの宇宙人』の公演が行われました!”. ミレニアムキッチン (2016年10月29日). 2017年8月閲覧。
  11. ^ “綾部和がプロデュースした『火星カレー』が池袋にオープン!”. ミレニアムキッチン (2014年4月8日). 2017年8月閲覧。

外部リンク

  • 綾部和@ミレニアムキッチン (@ayabekaz) - X(旧Twitter)
  • ミレニアムキッチン
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