青春に捧げるメロディー

青春に捧げるメロディー
ベイ・シティ・ローラーズスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ロックパワー・ポップ
レーベル アリスタ・レコード
ベル・レコード(英語版)
BMG:後年の再発)
プロデュース ジミー・アイナー
ベイ・シティ・ローラーズ アルバム 年表
Rock N'Roll Love Letter
(1976年)
Dedication
(1976年)
It's a Game
(1977年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
AllMusic3/5stars link

青春に捧げるメロディー』(せいしゅんにささげるメロディー、Dedication)は、1976年9月に発表されたベイ・シティ・ローラーズのアルバム。彼らにとって4枚目のオリジナル・スタジオ・アルバムであり、1976年はじめにバンドが世界的な人気の絶頂に達して以降、最初に出された新しいアルバムであった。

結成時のメンバーだったアラン・ロングミュアーは、このアルバムのレコーディング・セッションの前にイアン・ミッチェルと交代していた。このメンバー交代に伴い、ミッチェルがリズムギターとなり、スチュアート・ウッディ・ウッドがリズムギターからベースに回った。ミッチェルは、アルバムのタイトル曲「青春に棒げるメロディー (Dedication)」のボーカルも担当した。しかし、ミッチェルは同年のうちにバンドを脱退したため、それ以降にプレスされたアルバムではレスリー・マッコーエンがボーカルをとったバージョンに音源が差し替えられ、また、その後にリリースされたシングルもそちらのバージョンがリリースされた。

トラックリスト

イギリス盤:Bell Records #8005

Side one

  1. レッツ・プリテンド "Let's Pretend" (Carmen)
  2. すてきな君 "You're a Woman" (Eric Faulkner, Stuart Wood)
  3. ロックン・ローラー "Rock 'N Roller" (Faulkner, Wood)
  4. ドント・ウォリー・ベイビー "Don't Worry Baby" (Brian Wilson, Roger Christian)
  5. イエスタデイズ・ヒーロー "Yesterday's Hero" (Harry Vanda, George Young)

Side two

  1. マイ・リサ "My Lisa" (Tony Sciuto, Sammy Egorin)
  2. マネー・ハニー "Money Honey" (Faulkner, Wood)
  3. ロックン・ロール・ラブレター "Rock and Roll Love Letter" (Tim Moore)
  4. 愛をこめたレター "Write A Letter" (Wood, Les McKeown, Ian Mitchell)
  5. 青春に捧げるメロディー "Dedication" (Guy Fletcher, Doug Flett)

合衆国盤:Arista Records #4093

Side one

  1. レッツ・プリテンド "Let's Pretend" (Carmen) – 3:31
  2. すてきな君 "You're a Woman" (Faulkner, Wood) – 4:15
  3. ロックン・ローラー "Rock 'N Roller" (Faulkner, Wood) – 3:30
  4. 二人だけのデート "I Only Want to Be with You" (Mike Hawker, Ivor Raymonde) – 3:36
  5. イエスタデイズ・ヒーロー "Yesterday's Hero" (Harry Vanda, George Young) – 4:33

Side two

  1. マイ・リサ "My Lisa" (Tony Sciuto, Sammy Egorin) – 3:35
  2. ドント・ウォリー・ベイビー "Don't Worry Baby" (Brian Wilson, Roger Christian) – 3:03
  3. カッコー鳥 "Are You Cuckoo?" (Russ Ballard) – 4:05
  4. 愛をこめたレター "Write a Letter" (Wood, McKeown, Mitchell) – 3:47
  5. 青春に捧げるメロディー "Dedication" (Guy Fletcher, Doug Flett) – 3:54

日本盤

  • 1976年に発表されたLPの日本盤は、合衆国盤と同じ曲順で、同じアリスタのレーベルからリリースされた[1]。このアルバムは、オリコンのアルバム・チャートで、11月1日付、8日付、15日付と3週連続で首位に立ち続けたが洋楽アーティストのアルバムが連続して首位をとった数少ない例の一つとなった[2]
  • 2004年には、イギリス盤LPの曲順をもとに、末尾に「二人だけのデート」、「ラヴ・ミー・ライク・アイ・ラヴ・ユー (Love Me Like I Love You)」、「ロックン・ロール・ママ・リー (Mama Li)」、「愛しのマリアンヌ (Maryanne)」の4曲のボーナス・トラックとして追加する形で14曲入りのCDがBMG/ベルによりイギリスとヨーロッパ向けにリリースされ[3]、これに合わせ同内容の日本盤CDが、BMGからリリースされた[4]
  • 2008年には、合衆国盤LPの曲順をもとに、末尾に「ロックン・ロール・ラブレター」、「マネー・ハニー」、「ラヴ・ミー・ライク・アイ・ラヴ・ユー」、「青春に捧げるメロディー」(別テイク)を追加した14曲入りのCDがBMGからリリースされた[5]

パーソネル

  • レスリー・マッコーエン – リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
  • エリック・フォークナー –リードギター、バッキング・ボーカル、「ロックン・ローラー」における共同でのリード・ボーカル
  • イアン・ミッチェル – リズムギター、バッキング・ボーカル、「青春に捧げるメロディー」におけるリード・ボーカル
  • スチュアート・"ウッディ"・ウッド – ベース、バッキング・ボーカル、「ロックン・ローラー」における共同でのリード・ボーカル
  • デレク・ロングミュアー – ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル

チャート

チャート(1976年) 最高位
オーストラリアの旗 オーストラリアケント・ミュージック・レポート、アルバム)[6] 3
 オーストリアエードライ・オーストリア・トップ40、アルバム)[7] 21
カナダの旗 カナダRPM アルバム)[8] 5
 フィンランドスオメン・ヴィラリネン・リスタ、アルバム)[9] 3
西ドイツの旗 西ドイツOffizielle Top 100(英語版)[10] 5
日本の旗 日本オリコンチャート、アルバム)[2] 1
ニュージーランドの旗 ニュージーランド(RIANZ、アルバム)[11] 6
 スウェーデンスヴァリイェトプリストン[11] 38
スイスの旗 スイスシュヴァイツァー・ヒットパラーデ[11] 5
イギリスの旗 イギリス全英アルバムチャート/OCC)[12] 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国Billboard 200)[13] 26
ジンバブエの旗 ジンバブエ(ZIMA)[14] 13

シングル

シングル チャート 最高位
1975 マネー・ハニー 全英シングルチャート 3
1976 二人だけのデート Billboard Hot 100 12
イエスタデイズ・ヒーロー Billboard Hot 100 54
1977 青春に捧げるメロディー Billboard Hot 100 60

脚注

  1. ^ Bay City Rollers – Dedication - Discogs - 1976年の日本盤LP
  2. ^ a b NEWS ONLINE 編集部 (2020年1月12日). “1976年11月7日ベイ・シティ・ローラーズの『青春に捧げるメロディー』がオリコン・アルバムチャート1位をキープ(11月1日~15日)”. ニッポン放送. 2020年2月22日閲覧。
  3. ^ Bay City Rollers – Dedication - Discogs - 2004年のイギリス盤CD
  4. ^ Bay City Rollers – Dedication - Discogs - 2004年の日本盤CD
  5. ^ Bay City Rollers – Dedication - Discogs - 2008年の日本盤CD
  6. ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992. Australian Chart Book, St Ives, N.S.W. ISBN 0-646-11917-6 
  7. ^ “austrlancharts.at Bay City Rollers Dedication”. Hung Medien. 2020年2月22日閲覧。
  8. ^ “Canadian Albums”. RPM Albums. 2016年5月31日閲覧。
  9. ^ Pennanen, Timo (2006) (Finnish). Sisältää hitin - levyt ja esittäjät Suomen musiikkilistoilla vuodesta 1972 (1st ed.). Helsinki: Kustannusosakeyhtiö Otava. p. 263. ISBN 978-951-1-21053-5 
  10. ^ “BAY CITY ROLLERS STARKE ZEITEN ALBUM”. Gfk/Offizielle deutsche Charts. 2020年2月22日閲覧。
  11. ^ a b c “Bay City Rollers - Dedication - hitparade.ch”. 2020年2月22日閲覧。
  12. ^ “BAY CITY ROLLERS ALBUMS”. 2020年2月22日閲覧。
  13. ^ “Dedication - Bay City Rollers”. Billboard. 2020年2月22日閲覧。
  14. ^ * Zimbabwe. Kimberley, C. Zimbabwe: albums chart book. Harare: C. Kimberley, 2000
  • ノビー・クラーク
  • ジョン・ディヴァイン
  • ダンカン・フォール
  • ビリー・ライオール(英語版)
  • アーチー・マー
  • エリック・マンクラーク
  • パット・マッグリン
  • イアン・ミッチェル
  • ニール・ヘンダーソン
  • デイヴィッド・ペイトン(英語版)
オリジナル・アルバム
  • エジンバラの騎士 (1974)
  • 噂のベイ・シティ・ローラーズ (1975)
  • 青春のアイドル (1975)
  • 青春に捧げるメロディー (1976)
  • 恋のゲーム (1977)
  • 風のストレンジャー(英語版)(1978)
  • エレベーター(1979)
  • ザ・ヒーロー(英語版)(1980)
  • リコシェ(英語版)(1981)
  • ブレイクアウト (1985)
  • その他のアルバム
    • ベイ・シティ・ローラーズ (1975)
    • ロックン・ロール・ラブレター (1975)
    • ニュー・ベスト (1976)
    • ベスト・オブ・ベイ・シティ・ローラーズ (1976)
    • ライヴ・イン・ジャパン (1985)
    • 武道館ライヴ 1977 (2001)
    • A Christmas Shang-A-Lang (2015)
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